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西宮協立リハビリテーション病院との共同開発『履きやすいズボン』の詳細記事です。

2016.07.26

ケアファッションの製品開発

西宮協立
リハビリテーション病院
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ケアファッション

「履きやすいズボン」を
共同開発中。

最初に西宮協立リハビリテーション病院にお伺いしましたのは、昨年2015年の11月のことでした。リハビリテーション科医長の勝谷医師と初めてお会いしまして、当社の事業ビジョンとユニバーサルファッションについてお話をさせて頂きました。そこで勝谷先生からは、「リハビリテーションの最終の目的は患者様の自立と社会復帰。」「オシャレをすること、オシャレな服を着ることは、衣服の着脱やちょっとした外出につながり、患者様の自立と社会復帰に寄与するのかもしれない。」といったお言葉を頂戴しました。そんな対話の中で、「病院と当社のコラボレーションで商品を共同開発していきましょう」ということになりました。

今年2016年の2月から具体的に共同開発がスタートしました。開発メンバーは、病院からは勝谷先生をはじめ有志の作業療法士さんと理学療法士さん、当社からは商品担当3名といった陣容です。差し当たり第一弾の共同開発テーマは「履きやすいズボン」。「自分でズボンが履けたら介助がいらないのに・・・」といった患者様の困りごとを、衣料品の機能で解決しようという開発コンセプトです。

かねて、当社はこうした商品にニーズがあることは把握していましたが、どのようにしてその問題を解決すればよいのか、その解決のアプローチ・手法がよく分かりませんでした。そうした状況の中、この度の共同開発を通じて、そうしたアプローチを勉強させて頂くこととなりました。例えば、「ズボンを上げられない」と一言で言っても、その原因は様々とのこと。握力の問題かもしれないし、腕の可動域の問題かもしれない。或いは、体型変化、麻痺、痛みなど、列挙し出すと原因は本当に様々。そうした原因を出来る限り抽出してから、どの問題を解決するのかを先に決めましょうということになりました。「なるほどなあ」とアプローチの仕方に大変感心しました。

開発中は、病院メンバーの皆様に何度も試着頂きました。履きやすくするとずり落ちやすくなるし、ずり落ちにくくすると履きにくくなるし、試行錯誤の連続で、病院メンバーの皆様と当社メンバーでアイデアを出し合いつつ議論を繰り返しました。開発プロセスは、ウルトラCのアイデア出たり、意外な結果が出たりと、なかなか刺激的なものでした。
2016年4月に開催された「バリアフリー2016」では、この共同開発商品を参考出品しました。おかげさまで、たくさんのお客様に高く評価頂きました。この共同開発商品は、今年2016年秋冬には商品化を完了させる予定です。引き上げやすく、ずり落ちない。相反する要素を併せ持つズボンを開発すべく、現在も奮闘中です。